高配当株スクリーニングでの基準を考察!優良株をスクリーニング

株式投資の中でも優良株の高配当株投資は配当金や値上がり益などが期待でき好きな投資手法です。

基本的にブログやYouTube、SNSなどで情報収集をして、その中から気になる銘柄を購入しているのです。

決算書を読めたりスクリーニングについて詳しく学んでいくこと自分でも探せるスキルを身につけていければと思っています。

今回は、マネックス証券の10年スクリーニングを使って探していきます。

高配当株スクリーニングの基準

ただ配当利回りの高い株式を買うだけではリスクが高いです。

単純に業績が悪くなって株価が下がり利回りが上がった銘柄や記念配当などで一時的に配当金の多い銘柄などあります。

配当も高く、業績も好調もしくは堅調な会社の株を買って持ち続けることで長期的な配当金を貰いつつ株価も大きな下落から避けることが重要です。

条件① 配当利回りが3%以上(税引き後)

高配当というので配当利回りは3%以上の銘柄に絞ります。

税引き後、税引き前とありますが手残りで投資金に対して3%は欲しいというところから税引き前で3.75%で計算します。

条件② 自己資本比率が40%以上

自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%あるかを示す数値であり、<自己資本÷総資本(自己資本+他人資本)>の式で算出します。

自己資本比率が高いということは借金が少ない企業です。

借金が少なければ不況で業績が多少悪化してもそう簡単には会社は潰れません。

一般的に70%以上なら理想的な自己資本比率、40%以上なら倒産はしにくいと言われています。

自己資本比率の平均
赤字企業で-4%
黒字企業で27%
優良企業(黒字企業中上位15%)で53%

上記のデータのように黒字企業の中でも上位15%の優良企業は平均で53%の自己資本比率があります。

倒産しにくい企業を選ぶために自己資本比率は40%を基準とします。

条件③ PBR(株価純資産倍率)が1.5倍以下

PBRは資産から株の割安性を測る指標です。

会社の資産を元に出される指標で、現金や土地に加えて会社のブランド力なども含まれます。

そのため、平均すれば1倍とならず1.2倍程度が平均の水準です。会社の期待が高まれば2倍、3倍にもなります。基準は平均よりは高めの1.5倍以下とします。

条件④ 営業利益率が10%以上

営業利益率は、企業の収益や経営の管理効率を表します。企業の実力ともいえるほど重要な指標で、1%~5%あれば良いとも言われます。

そのため10%以上あるというのは実力のあるライバルとの差別化のできている優良な企業とも見れるでしょう。

条件⑤ 売上高の増収回数が10年で5回以上

売上高は企業の収入を作る源です。過去10年間で5回以上の増収ができていれば、基本的には右肩上がりか横ばいで売上を維持できています。

長期的に売上高の伸びている企業を探していきます。

条件⑥ 直近5年以上の増配、もしくは維持

配当金を出して株主還元している企業をスクリーニングします。

減配せずに増配もしくは維持をしている企業を選びます。配当金は会社の利益の一部です。

配当金を出し続ける企業は利益を出し続けている体力のある企業です。

マイスクリーニングを作成

優良高配当株を探す6つの条件
① 配当利回りが3%以上(税引き後)
② 自己資本比率が40%以上
③ PBR(株価純資産倍率)が1.5倍以下
④ 営業利益率が10%以上
⑤ 売上高の増収回数が10年で5回以上
⑥ 直近5年以上の増配、もしくは維持

①~⑤はスクリーニング機能で出します。

2020年8月4日時点で3784社ある上場する株式会社が68社に絞られました。

ここから1社ずつ配当の項目から増配、維持を5年以上続けている企業なのかチェックしてみます。

【2169 CDS】こちらは増配傾向にありますね。

5108 ブリヂストン】もよさそうです。

ほかにも探し方はたくさんあるので、試してみると面白いです。

何かの参考になれば幸いです。

高配当株ポートフォリオ作成におすすめな証券会社

投資をする上で、よく耳にする名言があります

卵は一つのカゴに盛るな

卵を1つのカゴに盛ってしまうと万が一、そのカゴを落とした場合、すべての卵が割れてしまう可能性があります。

カゴを分けて卵を盛っておけば、1つのカゴを落としてもすべての卵が割れてしまうことは避けることができますよね。

株式投資の世界でも1つの会社の株を持っていて、その1つが不祥事や予期せぬ事態で暴落してしまうこともあるかもしれません。

また、IT系の株ばかり持っていれば今後ITに変わるような大規模なテクノロジーが成長したときにIT関連株すべてが大ダメージをうけてしまうかもしれません。

ある特定の株だけに投資をするのではなく、複数の株に分散するという考え方は高配当株投資においても重要な考え方です。

そのため高配当株投資をする場合でもリスク分散された最適な組み合わせになるようなポートフォリオを作成するのが重要になってきます。

とはいえ、株を100株単位の1単元で購入すれば1銘柄で数万円や数十万円かかり、分散された高配当ポートフォリオを作るには500万以上は必要になりそうです。

そのため100株でなく1株から株式を購入できるSBIネオモバイル証券が日本の高配当株投資をするのにお勧めです。

Tポイントを使って投資できたり、1株数百円で優良な会社の株を持つことができます。

少額からの高配当株投資をするのには使い勝手のいい証券会社ですね。

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