高配当株のスクリーニングのやり方は?ブログを参考に考察してみる

最近、投資ブロガーや投資ユーチューバーの発信で高配当株の人気が非常に高まっています。

僕自身、資産構築の軸に株式投資をやっていて、自分なりのポートフォリオを作っています。

驚くような収入アップでもない限り、インフレの影響でみるみる資産は目減りしてしまいますよね。

少しずつでも投資をして、預金以外の資産も作っていくことがより重要になってきています。

今回は高配当株の見つけ方について記事に書いていきます。

高配当株のスクリーニングとは

高配当株とは

まず株式投資の中でも高配当株とは何でしょうか。

高配当株とは
配当利回り(1株当たり配当金÷株価)の高い株式を指します。また、配当金を選好する投資家は、株価下落局面でも株式を保有し続ける傾向があるため、高配当株は相場の下落に強いと言われています。

簡単に言えば、配当利回りが高い株のことを言います。

例えば、A社の株を10万円、B社の株を10万円持っていたとして、A社は配当利回り2%、B社は配当利回り4%とします。

A社…10万円×配当利回り2%=2000円

B社…10万円×配当利回り4%=4000円

2社の持っている株は同じ10万円ですが、配当利回りがB社の方が高いため、年間でもらえる配当金はB社の方が大きくなります。

年間4000円では少しインパクトに欠けますので、B社の株を500万円分持っていたとすれば、年間配当金は20万円をもらえることになります。

人によって給料は違いますが、20万円と言えば1か月分の給料くらいになるので、1年のうちで1か月休んでもいいみたいな考え方もできますね。

税金などは考慮していませんが、高配当株は金額が増えてくれば年間でもらえる金額も増えてくるので、とても魅力的な投資手法の1つです。

ちなみにB社の株を500万円分、25年間持ち続けて、株価が変わらなかったとします。

毎年配当利回り4%を貰い続けたとしたら、25年間で20万×25年=500万となります。

最初の投資金額の500万円が25年で回収でき、会社がつぶれたりしない限り半永久的に配当金を貰い続けることができる可能性もあるのです。

スクリーニングとは

スクリーニングとは
「スクリーニング」とは、“ふるいわけ”をすることを指します。 株式投資をするときに、膨大な銘柄数から投資先を選ばなければなりませんが、いろいろな条件をつけることにより銘柄を絞り込むことができます。 例えば、「配当を多く出す会社」を選んだり、「割安な銘柄」を選んだりすることです。
日本の上場している株式会社は2020年8月1日時点で”4102社”あります。
その中から優良な株などを複数の条件を加えることで選んでいきます
高配当の株を見つけたい場合は配当利回りに条件を入れたり、割安株を見つけたい場合はPERという数値を使って見つけます。
他にも財務健全な会社や成長株を探すこともできます。
やり方は1つではないので、自分の欲しい条件をきちんと作っていくことが重要です。

高配当株の基準は?

高配当株の基準は人それぞれですが、共通している部分がありその共通部分によって本質も見えてきます。

いくつか例を挙げてみていきます。

Road to 配当生活のショウさんの場合

高配当株では有名な東京在住、大阪出身の30代サラリーマンの方です。

購読しているブログの1つでおすすめです! ⇒ Road to 配当生活

ショウさんの高配当株基準
① 配当利回りが3%以上(税引前)
② 直近5年以上、増配傾向が続いていること(最低でも前年の配当金額を維持していること)
③ 倒産リスクがほぼ無いと考えられること
④ 業績が好調または堅調であること
配当利回りは税引前3%以上となっています。株式投資の税率は20.315%で、配当金に対しても約20%程ひかれます。
ポイントは②の増配傾向があり、業績が好調、堅調であることから購入時より株価や配当金は増える可能性のある企業を選んでいます。
そのため、購入時の配当利回りが3%でも5年後10年後には配当金は増えている可能性があるという見方ができます。

楽天証券 おすすめスクリーナー高配当銘柄

楽天証券 おすすめスクリーナー高配当株基準
①【配当利回り(%) (3〜)】
②【ROE(自己資本利益率)(%) (10〜)】
③【時価総額(百万円) (20000〜)】

楽天証券にはスクリーニング機能があり、その中の1つに高配当銘柄というスクリーナーがあります。

そこでは配当利回り3%以上、ROEと時価総額という欄があります。

配当利回りは3%以上で、ショウさんと同じですね。

ROEとは?
ROE(自己資本利益率)は、企業が自己資本をいかに効率的に運用して利益を生み出したかを表す指標です。
時価総額とは
時価とは株価がその日の市場での価格の事を時価と言い、総額はその時価に発行済みの株式数を掛けた数字の額のことを言います。

ROEでは自己資本利益率が高いため、「自分が投資したお金を使って効率よく稼いでいる会社」ということが分かります。

今後の業績が好調または堅調の可能性が見えてきますね。

時価総額が高いということはそう簡単に潰れるような会社ではないとも考えられます。

そういう意味では長く持ち続けれれることのできそうな会社で配当の高い会社を選んでいそうですね。

ペリカンブログ-株主優待と高配当投資

3つ目はペリカンブログさんを見てみました。

こちらのブログも色々な銘柄について書いてあり、非常に勉強になります。

⇒ ペリカンブログ-株主優待と高配当投資

ペリカンブログ高配当株基準
① PBR(株価純資産倍率)設定値は1倍以下
② 配当利回り(%)3%以上
③ 自己資本比率(%)40%以上
④ ROE(株価資本利益率)設定値は10%以上
⑤ PER(株価収益率)設定値は10倍以下
⑥ 時価総額(百万円)設定値は25,000

配当利回りや自己資本率、時価総額などはやはり必要な条件になっています。

それに加えて、PERを入れることで、割安な高配当銘柄をスクリーニングしていますね。

PERとは
PERとは「今の株価が“1株当たりの純利益”の何倍なのか」を示すもの
株式投資をやっていくうえで覚えていく言葉はとても多いですが、全て重要な言葉です。
1つずつ覚えていきたいですね。
以上3つのスクリーニングを見ていきましたが、配当利回り(%)3%以上は共通していて、他のPBR、PER、ROE、時価総額など会社の規模や業績なども見ていくのがいいと思います。
他の方のブログなどを参考に自分の基準を作ってルール作りをしていきましょう。

少額からできる日本株の高配当投資

日本株を1社買うとなると100株購入で数万円~数十万円、ものによっては100万円以上かかるものもあります。

高配当株の投資をする上で、1社だけではリスクが偏ってしまいます。

分散をさせる意味でも数十社の分散は必須と言えます。

とはいえ20万円の株を50社買ったら1000万の資金が必要で、始めるハードルが高いです。

そういう意味で1株から株を変えるSBIネオモバイル証券が日本株の高配当株ではおすすめです。

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